【守山市・5月上旬】

 下新川神社(しもにいかわ)の「すし切りまつり」は毎年、5月4日から5日にかけて行われます。最大の見所は、5月5日の正午ごろ、若衆2人が古式にのっとり「ふなずし」を切り、献上する「すし切り」の儀式です。

 正式名を「近江のケンケト祭」といい、豊城入彦命を、村人がふなずしを献じてなぐさめたことが始まりとされ、国選択無形民俗文化財です。

 氏子は一番組〜六番組のいずれかに属し、このうちの2つの組が、その年の祭礼を直接担当することになっています。 1つ目の組は「渡番」として、「すし切り」「かんこの舞」「長刀踊り」等を担当します。2つ目の組は、前年の渡番が「みこし番」として御輿の巡行を担当することになる。1年毎に担当する組が変わるので、当番組は6年に一度、回ってくることになる。「すし切り」を行う若衆も、それ相応の年頃で回ってきてはじめて担当できることになります。

 「すし切り」の他にも、鉦(かね)、ささら、しっころなど、「さんやれ」の囃子にあわせて踊る「かんこの舞」や「長刀踊り」、御輿の巡行も行われます。最近では、見物客も増え、テレビでも紹介されることが多くなりました。

▼すし切りの神事
●羽織袴の「板直し」二人が、魚の煮物、小芋、煮豆を各膳にのせ、正面の神職と自治会長の前に差し出します。
●脇差しをつけた「すし切り」役の二人が、膳を神職と自治会長に差し出します。
●「すし切り」役の二人が、神職と自治会長に御神酒をつぎます。
●「板直し」二人が、瓶子で神職と自治会長に赤椀で御神酒をつぎます。
●みこし番の入場の後、「板直し」の二人が大型のまな板に鮒10匹をのせ、神職と自治会長の前に置きます。
●「すし切り」役の二人が、袱紗と脇差しを横に置き、箸を左手に、包丁を右手に持って包み紙の試し切りを行います。
●次に、向きと場所と変えながら、大きな動作で鮒を切っていく。時々、「板直し」が懐紙で包丁を拭ったり、汗をふくなどの手伝いをしながら、3匹の鮒を切っていきます。
●切り終えると、脇差しを腰につけ、再び箸と包丁を両手に持って御輿庫に帰っていき、「すし切り」の神事が終わります。

場所
下新川神社
守山市幸津川町1365 
     TEL/077-585-3380
交通
バスで・・・JR守山駅から路線バス(近江バス)小浜行きに乗車。幸津川バス停下車。守山駅より約20分。バス停前に神社の鳥居が見える
お車で
・・・名神栗東インターから、琵琶湖大橋に向けて走行する。洲本信号を右折し、通称「浜街道」(国道477号線)を北上。下新川神社前を、この浜街道が通っている。ただし、駐車場は用意されていない。
お問合せ
077-582-1131  守山市観光協会



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